中原中也と長谷川泰子と小林秀雄の話。
明日英雄伝を観に行くキノフィルム繋がりで観てみました。
中也の下宿先で、長谷川泰子雨宿りで花札を始めたら、やたら強くて
あなた身包み剥がされるわよと、怪しい眼差し。
夕食を食べにフランス料理店に行くと、学生がこんな贅沢してていいの?と言われる。
こんなものが贅沢かな?
僕はもっと高級な贅沢を探している、それは詩だ。
僕が書き散らしているのは詩に似たまがい物だと、僕はまだこの手で詩を握りしめていない。と赤いワインに口をつけた。
泰子の朝ごはんを作る音で目が覚める。
生姜の厚切り味噌汁。
泰子が映画の撮影が終わると、中也が黒い帽子を被り、黒いマントを靡かせてローラースケートで撮影所の神社の境内に現れる。
撮影所で稼いできたならお金貸してよと言われて泰子は金を渡すと、中也は女郎を買いに行ってしまう。
店から出てきた中也を引っ叩いて行こうすると、酔っ払い4人に絡まれる。
中也は酔っ払いにぶつかっていくと、ボッコボコにされる。
タバコとマントが恋をした。
タバコが男で、マントが女だ。
ランボーの原文詩集を小林秀雄が持ってくると、中也と音読する。
中也が友人は、死の中に希望を見たという。
小林は、死とは、例えば今朝八百屋で買ったのこりんごが、午後にはこんなに傷んでる。
この傷みが全体を蝕んでしまうとりんごはりんごでなくなる。それだけのことさ。
余計な事は考えなくていい、俺にはただ君だけが存在する。
小林と住むことになった泰子は、中也の家から出る。
中也は赤い手袋を丸めて泰子に渡す、ほら俺の心臓だ茶碗に入れて食ってくれ。
泰子は、食べられないから出てゆくのよ。
中也は、泰子の荷物を持って、小林の家まで行き、なぜか酒を飲むことになる。
中也は荒れるが、泰子に中原さんと呼ばれると、力無く捨て台詞を吐き出して出ていく。
布団はどうするんだ?暇な時に持ってきてやるよ、俺たちの匂いの染み込んだ布団をな。
惚れたら女は身体ごと惚れるのよ。
と泰子は小林に襲いかかる。
一緒に住んでから一度も抱いてくれない小林にいう、こんなに愛に無防備だったとは。
この壺と私のどっちを愛しているの?と骨董の壺を壊そうとする。
中也は2人のお祝いに大きな振り子時計を土産に持ってくる。
居間でカチカチと大きな音を立てる振り子時計。
中也は自分の家で、同じ時計の音を聞いている。
時計の音で繋がるのが嫌だと、泰子は壺を投げて時計を壊す。
泰子の狂いっぷりに辟易した小林は、まるでシベリア流刑みたいだという。
小林に出て行かれた泰子は、私たちは神経と神経で繋がろうとしていたと、ラムネをくれた見ず知らずの紳士に語り出し、抱いてくれませんかとすがる。
中也はは泰子を迎えに行き、小林は奈良に逃げたぞ、お前とやっていけるのは俺くらいのもんだ。
京都の頃を思い出すわという泰子に、中也はあの頃は子供だったんだよ。
そうか大人になったということか。
やり直そうという中也に、泰子は終わったのよと、離れていく。
数年振りに会った中也は、結核菌が脳に入ってしまい脳膜炎になっていた。
結婚して男子をもうけていた中原文也という。
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