この映画を観たら、雨の夜一人で居る事が出来なくなるかもしれません。
雨の日は、足跡も匂いも消えてしまうから、犯行しやすい。
レインコート着てカエルのマスクをした犯人がそこにいるかもしれませんよ。
巴亮介さん漫画原作の、残虐な猟奇殺人を続ける「カエル男」と、それを追う警視庁捜査一課の刑事・沢村久志を中心としたサスペンス映画。
原作は、吐き気を催すほど、気分が悪くなる漫画です。
映画は、それ以上。
この作品の主役 沢村久志を、小栗旬さんが演じます。
ストーリーが進むにつれて追い詰められていく沢村の表情が、素晴らしい!
私が観た中で一番素晴らしい小栗旬さんは、この『 ミュージアム 』でしょう。
彼じゃなきゃここまでの映画に、なっていないかもしれません。
監督は、映画『るろうに剣心』シリーズの大友啓史監督。
ストーリーが進むにつれて追い詰められていく小栗旬さん、その焦燥が、壊れていく様が描かれます。
4歳の少女をリジンで固めて殺害した凶悪事件の、裁判員をひとりづつ殺害していくカエル男。
その事件の実行犯は、死刑執行された。
なぜ裁判に関係している人物ばかり狙うのか、またどうやって裁判員達を知る事が出来たのか。
それはストーリーが進むとともに次第に明らかになっていき、タイトルの『 ミュージアム 』に繋がっていくのです。
『 孤独のグルメ 』の人になってしまった松重豊さんを、初めてカッコいいと思いました。
主人公 沢村久志の妻 沢村遥役の尾野真千子さんを、初めて美しいと思いました。
沢村遥の友人 秋山佳代役の田畑智子さんを、初めてイイと思いました。
40分を過ぎたあたりで、他の映画1本分の気分です。
2時間19分ものボリュームは、まさに3本分以上の濃厚さ!
刑事モノと、医療モノが苦手な私が、こんなにのめり込める映画は初めてです。
それくらいこの映画にのめり込んだのです。
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