原作・脚本 みうらじゅん、監督 安齋肇 というサブカル爆発な作品です。
結婚してもやめられないSMプレイの話。
雪山山中でのSMというハードなシーンあり。
モノクロームの画面。足元を上からの目線でカメラが追い、夢見ていた東京生活が灰色だったのだと連想されます。
大学の入学式に遅れていくと、会場にはすでに新入生は誰もおらず、アフロヘアの女性が1人立っていた。
女性に手(というよりも、腕を)を引かれて、薄暗い部屋に入るとそこは、妖しげなロック研究会だった。
先輩が卒業して、退廃的なロックをやめて、残った3人でラブソングを歌ったら、それがウケます。バンド名「不合格通知」
卒業後、バンドメンバーが音楽からも卒業する中、ひとり音楽を続けることにした。
その後、結婚し子供も出来たが、音楽を仕事としそれなりに幸せな生活をしていた。
ただ結婚前から付き合っていた愛人 薫子(月船さらら)とのSMからは逃れられないでいた。
ある日、妻との思い出の場所 雪山のロッヂのイベントに呼ばれる事になり、愛人と現地に向かう。
雪山の中での薫子の言葉が秀逸です。
雪の中、バラ鞭とバイブで熊と闘うM男なんて発想は、みうらじゅんワールド以外のナニモノでもありません。
BGMは『ファックミー 私を壊して』
さすがです。
宮藤官九郎さん扮する地元警察官に「あなた、不合格通知さん?」と聞かれて答えるのが、そこでなんとこたえるか。
人間、属性やら肩書きやら全て取っ払った本質は、この一言につきるのかもしれません。
モノクロとカラー、白くて柔らかい優しいものと黒くて硬く厳しいもの、白い雪に血の赤、緩急対比で知らず知らず強く印象付けられます。
主演 前野健太 さん。
はい、間違えてました。
「在日パンク」の 浜野謙太 さん、と。
NHK朝ドラ俳優になった濱野さんがSM映画に主演するなんて、すごいパンクだなと思ったら、違いました。
クレジットの最後にある「変研」って何だろう?
『 変態だ 』予告編
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