原作: 本多孝好『 真夜中の五分前 five minutes to tomorrow 』
『世界の中心で、愛をさけぶ』の監督、行定勲さん監督で、三浦春馬さん主演の、ほぼ全編中国語での作品です。
日中合作映画です。
ヒロインは、1人2役の一卵性の双子ルオランとルーメイ役をリウ・シーシーが演じます。 美しい。
映画全編を通して、やわらかい時間が過ぎていきます。
叱責罵倒、口論のシーンでさえも、時はゆっくりとやわらかく過ぎていきます。
主人公の良(三浦春馬)は、上海の時計修理職人。1階の工房には時計がたくさんあり、それぞれが時を刻む音を奏でています。その工房の2階に良は住んでいるのですが、彼の部屋にある時計は、5分遅れて設定されています。
ある日のこと、良の部屋を訪れたルオラン部屋の時計が5分遅れているのはなぜ?と問いかけると、『ワザと遅らせているんだ、それがいい。ちょっと得した気分になるんだ。
世界に追いつく程度の5分』
もうこの世にはいない良の彼女が、その時を遅らせていたのでした。
物語は急展開し、後半では、ある事故でルオランとルーメイが入れ替わったのかどうかストーリーがすすみます。
残されたのはルオランなのかルーメイなのか、自分自身でもパーソナリティが分からなくなっていきます。子供の頃からそうだった様に。
失くさないと見つからない
いつだってそうだ
オープニングで語られてたいたこの言葉の意味がラストシーンにつながります。
一卵性双生児の入れ替わりは、昔から漫画ネタになりますが、もっとも淡くてやわらかなお話です。
映像が綺麗で、音楽が美しい映画は、観ているだけで魂が浄化されるような気がします。
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