REVIEW No.2248

そして僕は途方に暮れる

And So Iʼm at a Loss

映画 レビュー
Review

大沢誉志幸さんの名曲の映画化かと思いきや、魔反対でした。

恋人からも、幼馴染の友人からも、先輩後輩、姉、実家、世間から逃げ回るダメ人間の話。

『 娼年 』の三浦大輔監督作品

藤ヶ谷太輔さん主演

東京からも実家の母からも逃げ出して、雪降る苫小牧の終バスが終わったバス停で途方に暮れていたら、10年前に実家のから女を作って逃げ出した父に出会う。

父も世間から逃げていた。

父の薄暗いアパートに転がり込み、スマホの電源を落として、父と同じように世間から逃げることにした。

そして12/24パチンコでボロ勝ちした父が戻ってきて、物語を展開させろと里美に電話させる。

子供の頃父に連れられてきたことのある映画館の前で、どうせハッピーエンドだよこんなの、つまんねえよと父(豊川悦司)が言う。

留守番電話に里美から、母が倒れたと連絡があり駆けつけて、実家に行ったら、全員大集合。

なんかごめんなさい。

変わろうとは思ってるけど、変われるかわかりません。

なんか申し訳ありませんでした。

なんかでしかないんですけど、なんか本当にごめんなさい。

ダメなクリスマス映画、ダメだけどちょっと幸せな年越しムービー

そして、エンディング

期待通り、全て失って西新宿の高層ビル群の麓の歩道橋で打ちひしがれる主人公。

とぼとぼと歩き出し振り返ると不確かな笑顔。

大沢誉志幸さんの「そして僕は途方に暮れる」現代バージョン。

最高のエンディングかもしれません。

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