REVIEW No.300

バリー・シール アメリカをはめた男

American Made

映画 レビュー
Review

1980年代のに実在した麻薬密輸人をトム・クルーズが主演した伝記映画です。

監督は『 Mr.&Mrs. スミス 』『 オール・ユー・ニード・イズ・キル 』の ダグ・リーマン 。

1980年代のロナルドレーガン政権のアメリカは、中南米の麻薬流入に頭を悩ませていた。

コロンビアのメデジン・カルテル からアメリカ南部に流入する大麻を如何に防ぐか躍起になっているDEA(アメリカ麻薬取締局)、FBI、各州警察。

彼らを相手に、アメリカ大手航空会社パイロットだったバリー・シールは、それを嘲笑うかのように、武器、その他のアメリカ製品をコロンビアに運び、アメリカ本土に大麻を運び、大金を稼ぎます。

どのくらい稼いだのか。バリーが住むアーカンソーの田舎にある信用金庫や、地元の銀行では、彼が預けた金額が大きすぎて、銀行内に彼専用の金庫が用意される。そして、小さな町の英雄とまで称されるものだから、目立つ存在になってしまいます。

あまりにも稼ぎ過ぎたので、家のクローゼットルームも、倉庫も現金、金、宝飾品でパンパンに溢れかえります。 それでも入らずに、大量の札束をトランクに詰めて、庭に穴を掘って埋めていきます。

栄華を極める彼に反比例するように、妻や子供たちとの生活と距離が出てきてしまう。

バリーがバリバリ稼ごうと思ったのは、妻が「ちゃんと私達を養ってよ。 私をまたケンタッキーフライドチキンで働かせるつもり?」と言われた事がキッカケだったかもしれません。

バリー・シールが麻薬の運び屋となったのは、CIAからの依頼でゲリラや麻薬カルテルの航空写真撮影をしていた際に、メデジン・カルテル のボス パブロ・エスコバル と知り合った事が大きい。

依頼は撮影から、武器をレジスタンスに渡す密輸になり、運び屋として活動できるチャンスが広がり、大儲けします。

CIAのハシゴを外されるとバリーはただの犯罪者です。

一転してFBI、DEA、州警察から追われる立場になります。

そこからは転落の人生、予想通りの最後。

それに抗うも、押し流されて諦めの最後。

まるでBony&Clydeの様に、でもそれほど華やかでなく地味に、迎えるエンディングが良い締めくくりでした。

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